MY MINORITY

不器用ですが暇つぶしになれば。ちょっと情緒不安定な東大生

毛孔性苔癬と遺伝のもやもや

皮膚科に行ってきた。腕とふくならはぎの赤いぽつぽつがずっと気になっていたが、なかなか時間がとれず、ようやく病院に行くことが出来た。病気の名前は、毛孔性苔癬というらしい。毛穴が赤く目立つ以外は、かゆくも痛くもないし体に害はない。

 

けれど、完全に治るのは難しい場合が多いという話だった。もともと毛穴が目立つ体質だという。一応、薬をもらって2週間後にまた来院することになっている。よくなれば何も案ずることはないけれど、期待を抱くことは出来ない。健康に影響しないのだから、気にする必要はないと言われればそれまでかもしれない。だけど、どうしても前向きにはなれない。こんなに見た目を気にして、出来ることは全てやろうとして、そのためには頑張って働いてお金を稼ごうと思っているのに、治らない可能性が高いという事実はどう受け止めたらいいのだろう。病院に行けば、お金さえ払えば、よくなると思っていたのに。嘆いていても仕方がないし、なんとか前向きに捉えられればいいけれど今はそんな余裕なんてない。薬が効くことを願うばかりだ。

 

毛孔性苔癬は遺伝によるものが大きいらしい。私の人生を満足いかないものにしている原因のうち、遺伝によるものはいくらあるだろう。こんなことを言えば、多くの人を傷つけ、何の罪もない人たちに嫌な気持ちをさせるのは分かっているけれど、それでも純粋に両親に感謝する気持ちにはなれない。この表現でも本当の思いを堪えて、控えめにしようと努めている。誰だって何もかもが恵まれて、何一つ不自由ない身体と環境に生まれることなんてめったにない。客観的にみれば、いい大学に通わせてもらえて、人並みかそれ以上の暮らしが出来るのだから、文句を言うほどおこがましいことはないのかもしれない。人より病気がちなこと、見た目にコンプレックスがあること、生活していく上で少し苦労が多いこと、そんなこと珍しい話ではない。分かっているからこそ、この気持ちをどこに吐き出したらいいか分からなくなる。それでも生きているだけで幸せだといえるほどの強さは持ち合わせていない。こんなことを親が知ったらどう思うだろう。もし私が自分の子どもからこんな恨み節を聞かされたら参ってしまうと思う。わざと苦しい目に遭わせようとしたわけではないのだから。だから、絶対に告げない。この苦しみ、悲しみ、葛藤は心の底にそっと取っておく。

 

バーチャルな存在になりたいとか、ランウェイに立ちたいとか、容姿に対するこだわり、コンプレックスが激しいのだと思う。旅行やゲームをしていれば、気持ちは紛れるけど、どうしてもここに戻ってきてしまう。そんなに美容を気にしているなら、早く寝ろという話なので、そろそろ寝ることにする。けれど、何度でもここに戻ってきて、同じことで悩み続ける気がしている。このループからいつになったら抜け出せるのだろう。