MY MINORITY

不器用ですが暇つぶしになれば。ちょっと情緒不安定な東大生

オープンキャンパス 

 昨日今日とオープンキャンパスのお手伝いをしていた。地図を片手にした高校生がたくさんいて、キャンパスが若返ったみたいだった。学校単位でバスごと赤門の前まで乗り付けていたり、地方から家族総出でやってきたりといった盛況ぶりで、さすが東大だなあと思う。

 

 事前申し込み制の模擬講義は、受付当日に予約が満席になってしまうらしく、お目当ての学部の講義を受けられなかったという高校生の話を聞いた。そんな貴重な講義なのに、普段居眠りしてしまうことを心の中で少し反省した。私が高校生の時は、一番になって認めてもらいたいという思いと第一志望の大学に入ったら幸せになれるという漠然とした期待しかなかったので、大学の講義を聞いてみたいなんて思いつきもしなかった。

 

 将来のなりたい自分から逆算して何をすべきか考えている高校生も、どんな自分になりたいかを懸命に探している高校生も、本当にまぶしくて、かっこよかった。目上の人から大学でもっと勉強すればよかったという話を聞いたことはあっても、年下の中高生の勉学に対する思いにきちんと耳を傾けたことはなかった。私は、私の出来る範囲で、学業に励み、それなりの将来像は描けていると思う。それでも、自分のことを恥ずかしく思った。

 

 高校生の前なので、もちろん、普通に大学生活の説明をするものの、前日にストロング系チューハイと抗精神病薬を併せて飲んでいて二日酔い気味だと知ったら、受験生の心境はいかにとも思ったりもする。というか、そんな状況なのに、なぜ手伝っているのかは我ながら疑問でもある。

 

 とはいえ、普段の生活では関わることのない高校生たちと話せたのは新鮮だったし、眠たい時や体調が優れない時は仕方がないにしても、せっかくだから与えられた環境を生かそうと思わせてくれる機会にもなった。本心では謝礼目当てだったけれど、その額面以上の気づきを得ることができた。今日のこの気持ちを忘れずに記憶しておきたい。