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不器用ですが暇つぶしになれば。ちょっと情緒不安定な東大生

京都・奈良観光 2018春 後編~平城京跡・薬師寺・唐招提寺~

 前回に引き続き、関西観光の様子をお届けします。後編は奈良を散策します。

 なお、後に入っていた予定との関係で、大和西大寺駅に午前8時に到着し、そこから散策を始めました。

  1. 西大寺

 その名の通り、大和西大寺駅からすぐのお寺です。境内は1万坪近くあるらしく、奈良市中心部からそう遠くないわりには、広く感じました。本堂の拝観時間になる前に帰ってしまったので、中は見られていません。特に語ることもないのですが、奈良から京都に都が移ったことで、朝廷の支援を受けられなくなった西大寺が、鎌倉時代に全く異なる宗派の道場として使われるようになり、再興したそうです。そんな賃貸みたいなノリでいいのか、と思ってしまいますが、お金がないとお寺もやっていけませんからね。

 

  1. 平城京

 西大寺から歩いて平城京跡に向かいました。ここは、平城京の跡地で、大極殿朱雀門などの建物が復原されています。

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 横44メートル、高さ27メートルの壮大な建築物です。内部も見学可能で、ボランティアの方が親切に説明してくれました。

 この建物は、重要な儀式のときに使われたとされ、式典の時には天皇が玉座に座り、大極殿の外にいる貴族たちを見下ろしていたそうです。最も衝撃的だったのは、この建物の当時の様子を示す絵画や設計図が全く残っておらず、残っていた柱の跡と同時代の建築物を参考にして、復原したということです。配色も天井の作りも、ある意味想像で作ったということなんですね。

 また、建築にあたっては出来るだけ当時の技術や材料が使われたそうです。そのため、現在の建築基準でいうと耐震構造をクリアできないという問題に直面したと聞きました。これを、土台を免震構造にして、大極殿全体が地震と連動して動き、倒壊を防ぐ作りにしたそうですから、太古の技術と現代文明の融合を感じさせられます。

 平城京跡は、まだまだ発掘と復原事業が続いているらしく、むしろこれからが楽しみだとボランティアのおじさんが熱烈に語ってくれました。また10年後、20年後に訪れてみたいです。

 

  1. 薬師寺

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 大和西大寺駅に戻り、近鉄西ノ京駅に移動しました。駅のすぐ近くに、薬師寺があります。薬師寺は、薬という字が示しているように、天武天皇が皇后の病気平癒を願って、建立したとお寺の方から頂いた資料に書いてありました。薬師寺は火災や落雷によって、東塔以外は創建当時の形を残していません。大講堂に至っては、2003年に作られたそうで、予想以上のフレッシュさでした。そして、東塔は、修理の真っただ中でカバーがかぶせられており、見学できずじまいでした。別の目的で薬師寺を訪れたので、このあたりの情報は現地に行ってから知りました。

 その別のことというのは、お写経体験です。薬師寺境内にある道場で、般若心経を書き写す体験が出来るというものです。以前から般若心経に興味があり、ぜひやってみたいと考え、そのために薬師寺を訪れました。

 お写経は2000円かかるのですが、薬師寺の拝観料も兼ねていますし、書き写したお写経は永代にわたって供養されることを考えれば、そこまで高くないかもしれません。道場には、硯と筆が用意されていて、お手本と写経用紙もお寺が準備してくれるので、何も持たずに写経に臨めます。しかも、片付けもしなくてよいので、本当に写経だけに集中できます。

 椅子に座ると、簡単な説明を受けて、墨をすって、お手本を下に敷きながら、書き写していきます。書いている間は、他に何も考えずに集中してひたすら書き写しました。300文字足らずの般若心経ですが、写経には2時間弱ぐらいかかりました。書き終わった後は、なんだかすっきりした気分になれました。仏さまは、字が汚いのも見逃してくださるはずです。

 

境内の梅が満開でした。

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  1. 唐招提寺

 薬師寺から歩いて唐招提寺へ移動しました。ちなみに、薬師寺にお写経道場があり、しかも唐招提寺が徒歩圏内にあることは、他の人のブログを拝見して知ったことです。本当にありがたいことですね。

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 唐招提寺で印象に残っているのは、金堂の盧舎那仏座像と千手観音立像です。知識がないので解説が難しいのですが、どちらも奈良時代に作られたもので、前者は仏像の後光に864体の小さな仏像がついており、千手観音立像は大小合わせて953本の腕を持っています。写真ではここまで分からなかったので、実際に間近でみるとやはりインパクトが違います。

 他にも国宝・重要文化財級の建物や仏像がたくさんありましたが、やはり気になったのは教科書によく載っている鑑真和上像です。が、2020年までお堂の修理の関係で公開していないとのことでした。もっとも、公開年でも1年のうちで3日しか公開していないそうです。その代わりといってはなんですが、実物大の模造品(レプリカ?)が展示されていました。これは、まさしく教科書で見た通りの姿で、他の観光客も「これが教科書にのっている像か」と言っていました。今回は模造品がみられただけで満足ですが、いつか実物もみてみたいので、薬師寺東塔と共に再び訪れたいと思いました。

 

 以上でこの春休みに訪れた京都と奈良の観光レポートは終わりになります。いつものことながら、無計画でもう少し調べてから行けばいいのではという気持ちもありますが、一人で行き当たりばったりの楽しさが優っているので、たぶん懲りないでしょう。

 相変わらずレポートが苦手で上手く書けなかったので、気になる方は現地へ足を運んでみてくださいとまとめておくことにします。