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不器用ですが暇つぶしになれば。ちょっと情緒不安定な東大生

 【一人ディズニーレポート】ディズニーを楽しむのに友達はいらない

 2月22日(木)にディズニーシーに行ってきました。一人で。絶叫したり、4回もコースターに乗ったり、気まずかったり、悠々自適だったり、といろんな経験が出来ました。とても楽しかったので、その様子をレポートします。

 

 ディズニーに行ったきっかけは、チケットをひょんなことから頂いたからです。数少ない友達に声をかけて、一緒に行く約束をしていたものの、体調や日程の問題で都合が合わず、結局一人で行くことにしました。

 

0.精神科
 朝から精神科の予約を入れていたことを思い出し、まずは病院に向かいます。さくさくと診察を終えて、ディズニーシーへ直行しました。たくさんの人が訪れるディズニーリゾートといえど、精神科の診察を受けてから来た人は他にいないでしょう。

 

1.いざディズニーシーへ
11:30ごろに、ディズニーリゾートのJR最寄り駅である舞浜駅に到着しました。お金を節約するために、ディズニーシーまで歩いていきたかったものの、道が分からないので、ディズニーリゾートラインという電車に乗りました。ミッキーの形のつり革、車窓からみえるお城のようなホテル、車内に流れる軽快なBGMを楽しみながら、低いテンションを無理やり上げていきました。

 

 ディズニーシーのゲートをくぐると、テレビでみたことのある山と海の景色が広がっていました。一人で来ている人はみかけませんが、そんなことを気にしていても仕方ありません。乗りたいアトラクションがあるエリアに向けて、ずんずん進みます。

 

 まずは、センター・オブ・ジ・アースのファストパスをとりました。このアトラクションについては後で説明します。ファストパスがあれば、指定時刻に行けば、少ない待ち時間に乗れることができます。昼過ぎにはもう発券が終了直前になっており、20時45分~21時45分のファストパスを入手しました。あと9時間もパークに居座れるか不安になりつつも、別のアトラクションに向かいます。

 

2.レイジング・スピリッツ
 レイジング・スピリッツは、ローラーコースターのアトラクションです。絶叫系は全て体験したかったので、列に並ぶことにします。ここでは、シングルライダーを利用しました。乗り物の座席は偶数なので、奇数のグループがいると、空席ができるので、その空席に一人で利用する人を優先的に案内するシステムです。普通に並んでいれば、100分のところを5分足らずで乗ることが出来ました。思っていたほど怖くはなかったものの、急降下と360度の回転では思わず声をあげてしまいました。とはいえ、乗ってしまえば、隣の人が誰であろうと気にならないし、一人で動くことの身軽さを感じました。

 

3. 海底2万マイル
 続いて、海底2万マイルというアトラクションに向かいます。こちらは、シングルライダーのシステムがないので、他の人と同じように列に並びます。列の前も後も中学生ぐらいのグループで、大きな声で盛り上がっており、苦手だなあと思いつつも、ブログの記事を書いて時間をつぶしました。ゆっくりながら少しずつ列が進んでいくので、あまり待った気がしないうちに、潜水艇風のアトラクションに乗船しました。アトラクション自体は、深海を探検するという設定で、本当に水中にいるかのような演出が面白かったものの、スリルには欠けていました。というより、これは絶叫系のアトラクションではありませんでした。ちゃんと調べておくべきだったなと思いました。余談ですが、潜水艇の人数の都合で、4人の中学生グループと私が同乗することになり、お互い気まずかったです。

 

4. マジックランプシアター
 続いて、アラビア風のエリアに向かいました。モスクのような建築物が作りこまれており、本当にアラブにいるかのような世界観です。アトラクションとしては、マジックランプシアターに並びました。そろそろ14時になり、お腹が空いてきたので、レストランをガイド本から探しながら待つことにします。また、キャスト(スタッフ)を観察していると、若い女性以外にも中年の人や男性も比較的多いと感じ、好感を覚えました。

 

 このアトラクションは、シアター式で舞台でのマジックショーと3D映像を併用します。マジック自体も仕組みが分からずおもしろかったし、3Dも期待以上でした。客席の反応が悪いと、アクターが盛り上げてくれました。演技も上手く、練習のたまものでしょうね。また、シアター形式だと、グループでも一人でも席に座れば、誰も気にならないので、一人であることに引け目を感じる方は、シアターを中心に回るとよいのではないでしょうか。

 

5. ロストリバー・クックハウス(昼食)
 昼食は、スパイシースモークチキンレッグを食べました。ピリ辛の骨付き肉です。500円と思っていたよりも良心的であり、脂がのっていて美味しかったです。私は偏食家なので、他人に気を使わずに、食べるものを自由に選べられて、ストレスフリーでした。

 

6.タワー・オブ・テラー
 食べ歩きをしながら、アメリカンウォーターフロントのエリアに入ります。古き良きニューヨークの街並みという感じでしょうか。映画のセットのような世界で、ディズニーシーのエリアの中で一番好きになりました。ここでは、タワー・オブ・テラーという絶叫系アトラクションに向かいました。110分待ちでしたが、ファストパスも発券を終了しており、並ぶしかないので並びます。

 

 海が近いせいか、風が吹き、特に寒かったです。手がかじかみ、本が読めないので、何もせずに過ごし、人間観察をしていました。2月末の平日のわりには、中学生や高校生が多かったです。入試が終わって長い春休みを謳歌しているのかもしれません。カップルもいましたが、多くは3人以上のグループです。私は1対1じゃないとうまく話せないので、複雑な人間関係を巧みに調整できる彼ら彼女らには、素直に感心しました。一人だと暇を感じやすいものの、もし複数人で来ていたら、話を合わせないといけないし、より疲れていただろうなと思います。

 

 ようやく建物内に入り、寒さから解放されます。ホテルという設定で、アフリカから集めた様々な宝物が展示されていました。そこで、館の主人が謎の失踪を遂げたいわくつきのホテルであることなどを教えられます。館内は不気味で、アトラクションに乗り込むまでの演出が不安をかきたててくれます。エレベーター内に設置された座席に座ると、安全に関する説明を受けます。何回もシートベルトをしめているか確認されるので、より一層怖くなってきました。キャストが扉を閉めると、ぐんぐんとエレベーターが上昇していきます。それだけで周りの人が悲鳴を上げるので、恐怖は最大に達します。そして、エレベーターは突如として急降下と急上昇を繰り返します。ジェットコースターと違って、落ちるタイミングが分からないし、体が浮きそうになり、文字通り絶叫していました。しかし、一仕事を終えたかのような爽快感もあり、気持ちよかったです。もう一度、ディズニーシーに来る機会があれば、必ずタワー・オブ・テラーに乗ります。待った時間以上の価値がありました。

 

7. タートル・トーク
 興奮も冷めやらぬ中、次のアトラクションへ。ここまでくると、40分待ちぐらいなら慣れてきました。S・S・コロンビア号という船に乗り、壁にかかっている設計図や新聞を眺めながら、列を進んでいきます。タートル・トークは、海底展望室のモニターを通じて、カメと会話が出来ることが売りのアトラクションです。これが、期待をはるかに上回ってくれました。客にサクラがいて、台本通りの会話をしていると思っていましたが、どう考えても即興でやりとりをしているのです。客いじりもするし、返答もシュールな笑いを誘います。また、モニターに表示されているカメが、ウインクをしたり、ヒレが動いたりと、自由自在な身体表現をしていました。以前に、架空の歌手によるライブをみたことがありますが、動きはどこかぎこちなく、複雑な動きは再現できていませんでした。一体、どういう仕組みで動かしているのか気になります。笑いのセンスも、まさに当意即妙というべきもので、中の人のセンスに脱帽しました。子どもだましの話術かと思っていましたが、むしろ大人に受ける笑いを提供してくれました。

 

8. ヴェネツィアン・ゴンドラ
 外に出ると、いつのまにか日が沈んでいました。街灯が灯り、美しい夜景が広がっていました。ガイド本をみていると、園内の運河をゴンドラ(船)に乗って案内してくれるアトラクションをみつけ、向かうことにしました。5分ほど待って、16人乗りのゴンドラに乗船します。キャストのお兄さんが2人でオールを漕いで、ゆったりと運河を巡りました。水面に反射する市街地エリアの夜景をバックに、心地よく揺れながら、11分の船旅を楽しみました。キャストも落ち着いた雰囲気ながらユーモアがあり、終始和やかな雰囲気でした。普段は、子どもが苦手な私ですが、この時に同乗していた子どもたちは微笑ましく感じました。

 

9. カスバ・フードコート(夕食)
 夜のディズニーシーを散策しつつ、再びアラビア風のエリアに戻ってきました。そこで、夕食のビーフカリー&ナン&ライス(中辛)を食べました。インド料理屋に勝るとも劣らない味で、値段も960円とリーズナブルでした。ご飯時にも関わらず、すぐに食べられたので、この後の時間を有効に活用することが出来ました。

 

10. ヴァレンティーナズ・スウィート&エンポーリオ (おみやげ)
 お腹も満たされたところで、お土産を買いに行きました。園内にはたくさんの土産屋があって、どこに行けばよいか分からなかったので、園内で最大の土産屋と隣にあったお菓子専門の店で買うことにしました。サークルの人に配るためのクッキーと自分へのお土産にエイリアンのミニクッションを買いました。エイリアンは、トイストーリーに出てくる緑色で3つ目のキャラクターです。かわいいので好きです。

 

11. レイジング・スピリッツ 再び
 少し時間が余ったので、再びレイジング・スピリッツに向かいました。最初にシングルライダーで乗ったコースターです。通常の列の待ち時間は45分ほどでしたが、私には関係ありません。キャストにシングルライダーと伝えて、1分ほどの待ち時間で乗りました。あまりにもすぐに乗れるので、3回も乗りました。合計で4回も乗ったにも関わらず、最後まで絶叫していたので、私は本当にビビりだと思います。
 一人で乗る場合、前後と隣を他のグループに囲まれやすい上、キャストにシングルライダーと声をかける必要がありますが、それさえ気にしなければ、何という事はありません。キャストは優しいので、一人でも愛想よくしてくれます。

 

12. ニモ&フレンズ・シーライダー
 レイジング・スピリッツの5回目に挑戦しようか考えていると、ニモ&フレンズ・シーライダーの待ち時間が10分になっていることに気づきました。絶叫系ではありませんが、ニモは映画をみたことがあり、さらに2017年5月にオープンしたばかりの施設で、興味があったので行くことにしました。すぐに中に入り、アトラクションの説明を受けました。魚サイズに縮む潜水艇に乗って、ニモたちと一緒に海を冒険するようです。海洋生物研究所が設計したという設定で、科学館のような展示と演出でした。たった数分で、その世界観に客を引きこむディズニーは、本当にすごいと思います。


 アトラクション自体は、シアター形式で、100人以上が、同じ部屋の中に入ります。ただ映像を見るだけかなと思いきや、魚のように水中を泳ぐというコンセプトの下、シートが上下左右に動き、独特の浮遊感がありました。これまでに経験したことのない、ふわふわした感覚で言葉では表現しにくいですが、不思議な気持ちよさがありました。また、中盤以降にはスピード感が増し、霧が客席に噴射されることもあって、最後まで飽きませんでした。

 

13. センター・オブ・ジ・アース
 時刻は20時半を回り、センター・オブ・ジ・アースのファストパスに記載されていた時刻が近づいていました。最初は、すぐに帰りたくなかったらどうしようと思っていたのに、今やディズニーを心から楽しんでいました。通常なら100分越えの待ち時間のところですが、ファストパスのおかげで10分程度の待ち時間でした。


 地下を探検するというコンセプトで、まずエレベーターで地下800メートルまで下り、そこから探検車に乗って、トンネル内を進んでいきます。水晶や巨大なキノコなどが生えており、装飾も楽しめます。途中から、どんどんスピードがあがり、暗闇の中を暴走し、最後はディズニーシー名物のあの山から、急降下しました。暗いところが平気なので、タワー・オブ・テラーほどは怖くはなかったものの、スリルを味わえて満足でした。一瞬見えた、舞浜の夜景も美しかったです。

 

14. ありがとう
 胸いっぱいの満足感を抱えながら、入出場ゲートに向かって、歩いていくと、キャストが列を作って、お客さんとハイタッチをしていました。二度と会わないかもしれないし、お金にならないかもしれないのに、最後まで楽しませてくれる姿勢に心が動かされます。恥ずかしくて、ハイタッチの列には並べなかったけど、キャストに見送られながら、パークを去りました。舞浜駅に向かう電車の中では、みなが笑顔で幸せそうでした。その中には、私も含まれています。一人だけど一人じゃない。ディズニーありがとう。